窃盗罪の初犯で逮捕|前科をつけないためには何をするべき?
窃盗罪で逮捕されたとしても、不起訴になれば前科がつきません。
前科がつくのは、逮捕され裁判で有罪になった場合です。
この記事では、窃盗罪の初犯で逮捕された場合に前科がつかないようにするためのポイントを解説します。
窃盗罪の刑罰と逮捕後の流れ
窃盗罪の刑罰は、10年以下の懲役または50万円以下の罰金です。
逮捕後、身柄は48時間以内に警察から検察に送致され、その後24時間以内に検察官が勾留の必要性を判断します。
検察官が勾留請求をして裁判官が認めた場合、逮捕期間を含めると最大23日間身柄を拘束され、その間に起訴されるかどうかが決まります。
検察が起訴した場合、刑事裁判が開かれることになります。
前科がつくのは有罪判決を受けた場合
逮捕されただけで前科はつきません。
窃盗を含む刑事事件で前科がつくのは、裁判で有罪判決を受けた場合です。
しかし日本の刑事裁判において起訴された事件は、約99%の確率で有罪になります。
確率論でいうと、起訴されればかなりの高確率で有罪となり、前科がつくと考えられます。
そのため前科をつけたくないのであれば、不起訴処分を得る必要があるのです。
前科をつけないために示談を成立させる
窃盗事件においては、盗まれたものが弁償され示談金が支払われれば、被害者が加害者を許すケースが少なくありません。
加害者と被害者との間で示談が成立していれば、検察官が不起訴処分を出す可能性が高まるでしょう。
示談は当事者間の合意によるもので、窃盗による被害の弁償や示談金の支払いが含まれます。
示談金は窃盗による被害額の弁償だけで済む場合もあれば、高額になるケースもあります。
ただし、身に覚えがないときは否認事件になるため、その場合は示談をしてはいけません。
窃盗の罪を認めている場合は、示談の成立を目指します。
示談交渉は弁護士に依頼するのがベスト
窃盗事件の示談交渉は弁護士に依頼するのが最善です。
加害者本人が逮捕・勾留されている場合、自力で示談交渉をするのは不可能です。
加害者の家族が被害者の連絡先を入手することも難しいため、家族が代わりに示談交渉をするのも不可能に近いといえます。
弁護士に依頼すれば、加害者と被害者の間に入って、円滑に示談交渉を進められるよう努めてくれます。
弁護士は、示談金の適切な金額や示談書の作成方法を把握しており、示談を迅速に成立させることに関しての経験も豊富です。
まとめ
前科をつけないためには、不起訴処分になる必要があります。
窃盗罪で逮捕されて罪を認めている場合は、すぐに弁護士に相談し可能な限り早く示談交渉を進めましょう。
窃盗罪などの刑事事件については、弁護士などの専門家のアドバイスを受けながら対応するのが最善です。
Basic Knowledge当事務所の基礎知識
-
配偶者が離婚の話し合...
配偶者との離婚を考えていても、配偶者が離婚の話し合いに応じてくれないというケースがあります。そのような状況に陥り、悩みを抱える方も少なくありません。以下では、離婚の話し合いに応じてくれない配偶者と別れる方法についてご説明 […]
-
【弁護士が解説】父親...
親権とは、子に対する監護教育の権利・義務、財産管理の権利・義務をいい、財産行為の代理などを含みます。もっとも、離婚をした場合には、共同親権状態を維持することはできず、親のどちらかを親権者と定め、単独親権状態としなければな […]
-
子どもの親権と監護権...
「子どもがいるなかで離婚を検討しているが、どちらが親権者になるかで揉めている。どうなるか分からず不安だ。」「親権を得ないと子どもと一緒に暮らすことができないので、どうしても親権者になりたいが、条件は何なのだろう。」子ども […]
-
元配偶者の再婚で養育...
離婚後に元配偶者が再婚すると、状況によっては養育費の打ち切りもしくは減額になる可能性があります。この記事では、元配偶者の再婚によって養育費の打ち切りや減額がなされるケースについて解説します。再婚しただけで養育費の支払いは […]
-
若年離婚と熟年離婚の...
「定年退職した後、働かないで家でダラダラと過ごす夫と暮らすのは限界だ。離婚したいが可能だろうか。」「熟年離婚をしようか検討しているが、若年離婚とはどういう違いがあるのだろうか。」このように熟年離婚についてお悩みの方は数多 […]
-
モラハラによる離婚|...
モラルハラスメント(以下、モラハラ)による離婚で慰謝料を請求するには、精神的暴力の事実を証明する必要があります。本記事では、モラハラ離婚における慰謝料請求の相場や、請求に必要な条件、証拠の収集方法について、具体的に解説し […]
Search Keywordよく検索されるキーワード
-
- 労働問題 弁護士 相談 大阪市中央区
- 債務整理 弁護士 相談 大阪市中央区
- 刑事裁判 弁護士 相談 大阪市中央区
- 詐欺被害 弁護士 相談 大阪府
- 労働問題 弁護士 相談 大阪府
- 不動産 売買 契約トラブル 弁護士 相談 大阪府
- 遺言書作成 弁護士 相談 大阪府
- 刑事事件 弁護士 相談 大阪府
- 5ch 削除依頼 弁護士 大阪
- キャバクラ 高額請求 弁護士 相談 大阪市中央区
- 刑事事件 弁護士 相談 大阪市中央区
- 遺産分割調停 弁護士 相談 大阪市中央区
- 不動産 売買 契約トラブル 弁護士 相談 大阪市中央区
- リーガルチェック 弁護士 相談 大阪府
- 刑事裁判 弁護士 相談 大阪府
- ネット 書き込み 風評被害 削除 弁護士 大阪
- 架空請求詐欺 弁護士 相談 大阪府
- 痴漢 逮捕後 弁護士 相談 大阪市中央区
- 残業代請求 弁護士 相談 大阪府
- 遺言書作成 弁護士 相談 大阪市中央区
Lawyer Introduction弁護士紹介

大亀 将生ŌKAME MASAKI
【大阪弁護士会(登録番号 43461)】
当ホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。
相続問題、離婚や交通事故などの個人のお悩みから、企業法務のご相談、トラブル解決、労働問題まで、ネットワークを生かした総合サポートの蒼星法律事務所に所属する弁護士です。
- 経歴
-
- 岡山県瀬戸内市出身
- 岡山白陵高等学校 卒業
- 東京大学理科Ⅰ類 入学
- 東京大学工学部システム創成学科 卒業
- 慶應義塾大学法科大学院 入学
- 慶應義塾大学法科大学院 修了(法務博士)
- 弁護士法人川原総合法律事務所 入所
- 弁護士法人川原総合法律事務所 退所
- 梅田法律事務所 入所(パートナー弁護士として経営に参画)
- 梅田法律事務所 退所
- 蒼星法律事務所 開設
Office Overview事務所概要
名称 | 蒼星法律事務所 |
---|---|
所属団体 | 大阪弁護士会(登録番号 43461) |
所在地 | 〒541-0041 大阪市中央区北浜2丁目6番26号 大阪グリーンビルディング8階 |
電話番号 | 050-3173-8328 |
対応時間 |
平日:9:00~19:00 ※事前予約で夜間も対応致します。 |
定休日 |
土・日・祝 ※事前予約で対応致します。 |
